福島市立小学校でいじめを受けて不登校となり、その後自殺未遂した男子生徒(14)を巡り、市の第三者委員会が8日までに「いじめの認知と適切な対応が遅れた」などと学校側に問題があったとする調査報告書をまとめたことが関係者への取材で分かった。男子生徒は中学進学後も不登校状態が続いていた。
報告書は、担任教諭が児童間のトラブルと考えて管理職に報告しなかった点を問題視。市教育委員会についても、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に該当しないという当初の判断は誤りだったと批判。両親が求めた第三者委による調査に消極姿勢を続けたのは「法の趣旨に反する」とした。
報告書によると、男子生徒は小学5、6年だった2018、19年度に同級生から避けられ、「ばか、きもい」と悪口を言われた。20年1月ごろに欠席が多くなり、適応障害と診断された同3月までに重大事態が発生したと認定した。
市教委の担当者は「真摯(しんし)に受け止め改善を図りたい」とコメントした。(共同)
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