日本航空(JAL/JL、9201)は1月12日、国際線ファーストクラスなどの機内食を監修するシェフによる「JAL料理教室オンライン」を、2月と3月に開催すると発表した。同社の客室乗務員が発案したもので、マイル制度「JALマイレージバンク(JMB)」会員が必要マイルを支払うと参加できる。参加者にはレシピ付きのミールキットを事前に送付し、シェフがビデオ会議ツール「Zoom」で機内食のこだわりなどを伝授する。
JALが開催するオンライン料理教室の機内食完成イメージ(同社提供)
今回のメニューは、最高等級のアメリカ産プライムビーフをはじめ、カラスミやトリュフなどの食材を使ったビジネスクラスをイメージしたもの、ミールキットは2人分で、ほぼ調理済みで冷凍したものをソースや調味料とともに送付する。
料理教室を担当するのは、JALの国際線ファーストクラスとビジネスクラスの機内食を監修する内山直樹シェフ。内山シェフはロサンゼルスの「スパーゴ」やニューヨークの「ロイヤルホテル」などの総料理長を歴任した。
開催日時は2月11日と3月12日で、いずれも午後5時から約90分間。JMB日本地区会員が応募でき、「料理教室参加コース」が先着20組で必要マイルが1万9000マイル、「ミールキット購入コース」が先着200セットで1万8000マイル、「料理教室視聴コース」が先着450組で1000マイルとなる。申し込みは専用サイトで受け付ける。
3コースのうち、ミールキットを送付するのは料理教室参加とミールキット購入の2コース。料理教室参加コースは、Zoomで質問やアドバイスを受けられる。また、全コースの参加者を対象に、レシピ動画の限定公開を予定している。
ミールキットは、アミューズとオードブル、メインディッシュで構成する。アミューズがスパイスグラノーラ、ブラータチーズ、オリーブオイル、バルサミコ酢、塩。オードブルが鮪(マグロ)、トマトドレッシング、鮪の生ハムスライス、からすみスライス、塩。メインディッシュがUSプライムビーフステーキ、すき焼きソース、サルサ、ミガス、トリュフスライス、白トリュフオイル、塩。料理教室の中では、一部参加者が自ら用意する食材もあるという。また、ミールキットは沖縄県や離島、海外へは発送できない。
今回の企画は、JALの社内ベンチャーチーム「W-PIT(Wakuwaku Platform Innovation Team)」に所属する客室乗務員が発案。コロナの影響でオンライン料理教室の人気が高まる中、機内食にフォーカスした料理教室があれば面白いのではと考えたという。
W-PITは2017年設立で、JALグループの社員約150人が参加。2021年10月には、JALと東京交響楽団による機内でクラシックの生演奏を楽しめるチャーターフライトを実施した。
・JALと東響、チャーター機でバイオリン演奏 シートベルト着用、弓使いも工夫(21年10月24日)
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