米ニューヨーク州、ロチェスター総合病院の感染症部長、エド・ウォルシュ医師は、いずれはコロナに感染せずに一生を終えることは、ほぼ不可能になるとの持論を展開した。27日の米放送局WHAMが報じた。
「時間がたてば、さらに多くの新型コロナウイルス変異株が出現し、さらに多くの人々が感染するだろう。私の予測では、いずれそのうち、われわれ全員が何らかのコロナ変異株にかかる」。その理由として、同医師は「ワクチンはいかなる感染に対しても、100%の予防にはならないからだ。感染せずに一生を終えることは困難を極めるだろう。というのも、このウイルスはいずれ(地域に根差した)風土病になるからだ。そのまま消えてしまうことにはならない」と説明した。
同病院のエミル・リーショー感染症専門医も、オミクロンが最後の変異株になってほしいとの希望について「それはほぼあり得ない。オミクロンが最後の変異株になるだろうという誤った安心感を受け入れることはできない」と同調した。
実際、米国ではパンデミックから2年弱で、全人口の約22%に相当する約7300万人が感染し、約88万人が死亡。濃厚接触者にいたっては、人口の9割にのぼるとされる。
現在、世界で感染の主流となっているのはオミクロン株だが、これの亜種、通称“ステルス・オミクロン株”が増加しつつある。デンマークやフィリピンなどでは、既に新規感染の半分以上が従来のオミクロン株に取って代わったと報じられ、感染力も従来の株より強いとの研究報告例がある。
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