北京冬季オリンピックは第16日の19日、フィギュアスケート・ペアのフリーがあり、ショートプログラム(SP)8位の三浦璃来(りく)、木原龍一組(木下グループ)がフリー5位、SPとの合計で7位となり、日本勢初となる入賞を果たした。フリーは141・04点、SPとの合計は211・89点で、ともに自己ベストをマークした。これまでの日本勢の最高成績は1992年アルベールビル五輪の井上怜奈、小山朋昭組の14位。
演技後の三浦、木原の主なコメントは次の通り。
三浦璃来「思い切って笑顔で滑れるように」
――フリーの演技を終えて。
◆団体戦のフリーと比べて、全体的に大きなミスはなかった。それがこの短期間での成長かなと思う。
――ショートはミスもあったが、フリーは自己ベストだった。
◆自己ベストを出そうと考えすぎずに全ミスの勢いでやろう、思い切って笑顔で滑れるように、と心がけた。
――どんな五輪だったか。
◆この短期間、たくさんのことを学んで、たくさんつらい経験を2人でして、次につながる良い経験をしたと思う。
木原龍一「ペアに挑戦してくれたら最高」
――演技を終えて。
◆ショートプログラムを終えた後に2人とも自信をなくしてしまった。今日の朝の練習もタイミングが合わず、不安があったが、練習後に2人で話した。無意識のうちに2人がノーミスでやることを意識しすぎていたので、「ミスしてもいいんだよね」「全ミスでもいいからとにかく恐れず楽しんでやろう」と再確認してやった。
――3度目の五輪。
◆やっと世界と戦える自信がついて出場した五輪。もっともっと、上にいきたいなと思える五輪になった。
――日本の後輩たちへ。
◆テレビを見て、少しでもペアに興味を持つ子たちがペアに挑戦してくれたら、僕たちが今、頑張っていることは報われるのかなと思う。ただここで終わってしまったら今までの日本のペアと一緒。挑戦してみようという子が出てくると思うので、僕たちは変わらず走り続けます。
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