Photo by Ethan A. Russell (C) Apple Corps Ltd.
5歳のときからザ・ビートルズのファンだったというポール・ウェラーだが、ビートルズは解散してよかったと考えているそうだ。
ウェラーは『Uncut』誌のインタビューで、ザ・ビートルズに関しこう話した。「(12歳のとき映画館で『Let It Be』を鑑賞し)ザ・ビートルズが屋上でプレイするのをビッグ・スクリーンで観て圧倒された。彼らのパフォーマンスをスクリーンで観られるなんて、衝撃的だった。彼らの関係が上手くいっていないのを目にするのは気が滅入るはずだったんだろうけど、僕は数年後までそのことに気づかなかった」
「個人的には、彼らがあの時点で解散してよかったと思ってる。ザ・ビートルズが80年代、DX7でシンセポップをやってるところなんて想像できるか? (もしライブ・エイドに共に出演していたとしたら)ショックだよ! 彼らは自分達のレガシーを傷つけることになっていただろうし、いまのように長年にわたり称賛の言葉で語られることはなかっただろう」
ウェラーは昨年、『GQ』誌にてポール・マッカートニーの娘でフォトグラファーのメアリーと対談したとき、彼女から「いつ、ザ・ビートルズのファンになったの? 12のとき?」と問われると、「5歳のときだ」と答えていた。「母が買ったシングルが何枚かあった。でも、彼らを初めて見たのは僕が5歳のとき、1963年のRoyal Variety Performance(英国のテレビ番組)だ。ザ・ビートルズを見たその時から、僕は音楽が大好きになり、12歳のころギターを習い始めた。僕と友人は何度かレッスンを受けたんだ。数週間続けた。でも、その男性は楽譜の読み方を僕らに教えようとしたから、つまらなくなってしまったんだ。十分だと思われるコードを習ったところで、僕らレッスンを止め、自分らでやり始めた」
ウェラーは2012年、ポール・マッカートニーの70歳の誕生日に、ザ・ビートルズの「Birthday」のカヴァーをその日限定でダウンロード・リリースした。その際、「ポールの70歳に何かしたかったんだ。彼はこれまで、そしていまでも僕に途方もない、永続的なインスピレーションを与えてくれている。俺にギターを手にしたいと思わせたのは、彼とその3人の友人だった」「ロックし続けろ、マッカ!」とコメントしていた。
Ako Suzuki
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