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By Yusuke KOHASE 　台湾の新興航空会社スターラックス航空（星宇航空、SJX/JX）は2月17日、台北（桃園）－福岡線を開設した。当初は週1往復で開設し、観光需要の回復後は1日1往復のデイリー運航への増便を計画する。福岡への就航により、同社の日本路線は3路線に拡大した。また福岡への国際新路線は、新型コロナウイルスが流行した2020年4月以降では初となった。福岡空港への到着を放水アーチの歓迎されるスターラックスの台北発JX840便初便＝22年2月17日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire —記事の概要— ・貨物需要が堅調 ・パイロット資格持つ会長 貨物需要が堅調 スターラックスの謝支社長＝22年2月17日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire 　スターラックスの台北－福岡線は木曜のみの週1往復運航する。スケジュールは、福岡行きJX840便が台北を午前10時30分に出発し、午後1時45分着。台北行きJX841便は午後2時45分に福岡を出発し、午後4時25分に到着する。機材はエアバスA321neo（2クラス188席：ビジネス8席、エコノミー180席）を投入する。 　初便となった17日の福岡行きJX840便（A321neo、登録記号B-58204）は、午前10時13分に台北を出発。放水アーチの歓迎を受け午後1時25分に福岡空港の55番スポット（駐機場）へ到着した。折り返しのJX841便は午後2時32分に福岡を出発した。 　現在は新型コロナの影響により、旅客の入国が大きく制限されている。スターラックス日本支社の謝亦勤（シャイーチン）支社長は、コロナ禍での日本路線開設について「スターラックスは日本路線を積極的に展開する戦略」とした上で、「旅客は厳しいが堅調な貨物需要で実績を重ねていきたい」と述べた。 　謝支社長によると、台北発の初便は3人、福岡発は6人が利用したという。一方で「貨物は満載」（謝支社長）なことから、当面は貨物需要を福岡線の柱にすると説明した。 　今後の増便については「ビジネス渡航が緩和されてから検討する」とし、観光需要の回復後には1日1往復への増便も計画する。 　福岡への就航により、日本路線は3路線となった。今後の日本路線計画について謝支社長は「検討している最中」とした上で、「候補としては札幌と仙台、中部、那覇。まずは主要都市に就航する」と述べた。主要都市への路線開設後は「チャーター便などで地方都市への乗り入れも試したい」とさらなる路線拡大に意欲を示した。福岡空港を出発したスターラックスの台北行きJX841便初便＝22年2月17日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire パイロット資格持つ会長 　スターラックスは2018年5月に、エバー航空（EVA/BR）で会長を務めた張國煒氏が設立したフルサービス航空会社（FSC）で、2020年1月23日に就航。台北－マカオ、ダナン、ペナンの3路線を同時開設した。日本就航は同年12月15日の関西線、翌16日の成田線に続き、福岡が3路線目となる。関空と成田への初便は、パイロット資格を持つ張会長が自ら操縦した。 　福岡線の初便について、謝支社長は「私は地上にいるので、張会長が操縦したかどうかは分からない」と述べるに留めた。 　日本路線以外ではマカオとペナンのほか、バンコクとシンガポール、クアラルンプール、ホーチミン、マニラに乗り入れている。 　現在の機材はA321neoで、「自宅の心地良さ」をテーマとするビジネスクラスはフルフラットシートで、個人用モニターが15.6インチ。エコノミークラスは10.1インチで、シートピッチは31インチ（78.7センチ）となる。またA321neoに加え、A350とA330neoの導入も計画する。 ＊写真は14枚。 福岡空港へ着陸するスターラックスの台北発JX840便初便＝22年2月17日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire 福岡空港へ着陸したスターラックスの台北発JX840便初便＝22年2月17日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire 放水アーチのくぐり福岡空港に到着するスターラックスの台北発JX840便初便＝22年2月17日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire 放水アーチのくぐり福岡空港に到着するスターラックスの台北発JX840便初便＝22年2月17日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire 横断幕を掲げ福岡就航を祝うスターラックスの謝支社長（右から2人目）ら＝22年2月17日 PHOTO:…

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