The SBI Show: Episode 331 (USMNT-Jamaica World Cup qualifying Preview)

The U.S. men’s national team resumes its World Cup qualifying campaign on Thursday night and the latest episode of The SBI Show breaks down the challenges that await when the Americans take on Jamaica in Austin, Texas.

Episode 331 of The SBI Show goes into detail about the USMNT-Jamaica clash, the third meeting between the Concacaf rivals in 2021, with Gregg Berhalter calling on some youngsters to step up and fill the void left by the absences of Christian Pulisic, Gio Reyna and John Brooks.

Host Ives Galarcep breaks down the players to watch for the USMNT, including the tandem of Brenden Aaronson and Tim Weah, while also laying out why Gianluca Busio is poised for a big October.

This episode of The SBI Show also looks at the rest of the Concacaf Octagonal schedule, including the high-profile showdown between Mexico and Canada.

We also discuss Carli Lloyd’s looming retirement, and also touch on the latest news around MLS, including Chris Albright’s hiring by FC Cincinnati.

You can listen to The SBI Show on Spotify, the Apple Podcast App and Soundcloud, and you can listen to Episode 331 here:

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「運命の1日」が、まもなくやってくる。10月11日、プロ野球ドラフト会議。自らを変える。母校の歴史を変える。さまざまな「チェンジ」に挑む男たちの姿を追った。ドラフトを直前に控え、笑顔を見せる千葉学芸・有薗■有薗直輝、千葉学芸初のプロ野球選手へ高校通算70本塁打を誇る千葉学芸(千葉県東金市)の内野手、有薗直輝(18)には自身だけでなく、学校の夢もかかる。「学校初のプロ野球選手誕生」だ。全国的に見ても私学の経営は楽ではない。プロ野球選手が誕生すればアピールになるか? そんな質問に校長の高橋邦男は「結果として後からついてきた。うちにはそういう子たちを育てる力があるということ。売名行為的な活動で考えたことはないんです。チャレンジの先にチェンジがあるからです」と笑い飛ばした。千葉学芸の高橋校長■元女子高、ゴルフ部からは池田勇太1887年創立の千葉最初の女子校。00年の共学化の際、いくつかのクラブを創部した。女子校時代からゴルフ部が盛んで、01年に入学してきたのが現在はプロゴルファーとして活躍中の池田勇太。野球部も当初は「1年目の部員はわずか10名。近くの市営球場で練習をしていました」。すぐに野球場の用地交渉を始め、完成まで3年。土地買収以外で約2億円の費用がかかった。県でベスト8、16まで進出するようになったのは、ここ2~3年。軌道に乗るまで時間はかかったが、野球部の成績が上がり部員数が増えるとともに、5年間で生徒数が118人も増えた(※下表参照)。千葉学芸の野球部成績と生徒数と野球部員数「採算がとれるという発想をしたことはありませんが、これまで野球部にかけた予算も多分、昨年と今年でペイした形になるのではないでしょうか。約20年かかりましたね」。ただ、甲子園の期待を込めて創部はしたが、特別扱いはしなかった、他部の活動も見ながら強化すべき部を判断。現在は自転車部も全国大会で結果を残すなど、千葉学芸の名は全国に広がっている。来春に向け、練習に励む選手たちを見守る高倉監督(撮影・保坂淑子)■高倉監督の就任で大きな変化が17年、野球部に大きな変化が訪れた。高倉伸一監督の就任だ。三重高で甲子園も経験。「自分が監督としてどれだけ通用するのか」と指導者の道へ。「当時は第1志望で入ってくる生徒は少なく、元気がない。『野球部が学校を変えたい』と思いました」。1年目は部員28人。練習試合を組むと、空き時間に3年生は屋上でパンツ1枚で日光浴。試合に負けても平気な顔。根気強くミーティングを重ね、終電まで練習した。「まずは悔しさを経験させた。一生懸命練習をすれば、負けると悔しいですよね。とにかく時間をかけました」。自身が甲子園に出場した時、特別進学クラスの生徒たちが応援団やチアガールとして応援してくれた。誇りを持てる学校を作れば学校は変わる。挑戦が始まった。今夏の大会に出場した千葉学芸の有薗(左)と板倉■「歴史を変えよう」で有薗と板倉が入学だが、現実は厳しかった。選手勧誘のため県内の強豪チームに足を運んだが、見向きもしてもらえない。「千葉学芸、どこにあるんですか」。門前払いも食らった。「これから頑張ります。私は勝てるチームを作りたいんです」。悔しさを押し殺して頭を下げ、根気強く通った。そんな高倉の目に留まったのが、有薗と、中2時に全国大会に出場した板倉颯汰だった。2人はマリーンズベースボールアカデミーでともにプレーした仲だった。「この2人がくれば、何とかなる」。休日を返上し、通い詰めた。殺し文句は「歴史を変えよう」。最初は黙って首を横に振っていた有薗も少しずつ気持ちが動き、板倉が先に入学を決めたことをきっかけに、千葉学芸への進学を決めた。今夏の君津商戦で適時打を放つ千葉学芸・有薗(撮影・保坂淑子)「大きく育てる」と心に決め、入学式2日後の公式戦で4番で起用。「3年後は大学進学を」と考えていた高倉の想像をはるかに超える成長を遂げた。技術はもとより「プロ向き」と高倉の気持ちを動かしたのは、有薗の野球へのひた向きな姿勢と真面目な性格だ。将来のプロ野球選手を育てるという重圧も、有薗の野球への取り組む姿勢に助けられた。今春、腕に当たった死球が跳ね返り左目を直撃したことがあった。左目は真っ青に腫れあがり、鼻も少し曲がった。次戦、球場には多くのスカウトが詰め掛けていた。試合に出さないという選択肢もあるが有薗に聞いた。「こんな状態で試合に出たら結果は出ないから、スカウトの評価は下がるよ」。しかし、有薗は言い切った。「みんなと一緒に試合をさせてください」。プロ野球選手を育てるのではない。チームのために頑張る姿こそが高校野球のあるべき姿。有薗のチームへの思いとともに、重圧は消えていった。プロ注目の有薗を擁し、今春の千葉県大会に優勝。関東大会に出場した。高倉は「明らかに、チームや周りの反応は変わりました」という。これまでは練習試合ひとつも頭を下げてお願いしていたが、お願いされる側になった。秋に行った来年入学予定の中学生を対象とした練習会では「有薗さんがいるから参加しました」という子がいた。有薗は「うれしかったですね。甲子園には出られなかったけど、もしプロ野球に指名されたら、もっと千葉学芸に入学したいという生徒が増えると思う。これから変わると思います」と笑う。千葉学芸グラウンドにある教官室で選手のデータを調べる千葉学芸・高倉監督有薗とともに歩んだ2年半で、野球部を取り巻く環境は大きく変わった。今夏は4回戦敗退も、本当のチェンジはこれからだ。学校が変われば生徒も変わる、人も集まり町に活気が出る。次の目標は甲子園へのチャレンジだ。高倉は「有薗のプロ入りは、次への第1歩。これからも手を抜かず、ここで野球をしたいという学校の地位を築きたい。変わっていくためのスタート。これからが勝負だと思っています」という。チャレンジの先にあるチェンジへ-。有薗は「緊張はしていないんですが、楽しみです。指名はわかりませんが、プロ野球は目指していた場所なので」と、静かにその日を待つ。JR東日本戦、2番手で登板したサガサミー・横山(撮影・古川真弥)■セガサミー横山楓、指名の瞬間はマウンド上?名前が呼ばれる瞬間には、もしかしたら、マウンドに上がっているかもしれない。セガサミーの投手、横山楓(23)は「大学の時、指名を待つ嫌な雰囲気を知っているので。試合の方がいいです」と苦笑いで語った。9月29日の都市対抗東京都2次予選でJR東日本に敗れ、セガサミーは第3代表決定戦に回ることとなった。くしくも、プレーボールは、10月11日午後6時。同5時から行われるドラフト会議の結果を知るのは試合後となる。都市対抗代表の座と、プロ入りと。これ以上ない「運命の日」となる。国学院大時代の2年前は、指名漏れを味わった。当時と比べ、いろいろなことが「チェンジ」した。見た目から違う。身長181センチは同じだが、大学の時より体重が8キロ増え、91キロのがっしりした体となった。そこから繰り出す直球は最速が4キロ増え、153キロ右腕に。力強い直球で押し込むスタイルが、プロのスカウト陣の目に留まった。2020年9月のセガサミー横山楓のフォーム投球フォームも変わった。グラブをはめた左腕を捕手方向へ真っすぐ突き出してから投げていたが、三塁方向へ伸ばすようにした。肩の開きが抑えられ、体重移動がスムーズになった。雰囲気も変わった。東都大学リーグの登板に合わせ、毎週、宮崎から上京し、神宮で応援してきた母香子は「学生の頃は自信なさげでしたけど、今はオーラというか、表情に余裕を感じます」と目を細める。大学で指名漏れした選手が社会人の2年間で再び候補となるケースは、それほど多くない。実際、横山も社会人1年目は公式戦登板2試合だけ。ベスト4まで進んだ昨年の都市対抗本大会はベンチにも入れなかった。それが、2年目で大事なリリーフを任されるまでになった。何が、あったのか。■栄養指導受け「155km計画」スタート全ては、恩師との再会から始まった。昨年12月2日の都市対抗準決勝。国学院大監督の鳥山泰孝から「東京ドーム、行くよ」と連絡をもらった。一緒にスタンドで観戦。くすぶる教え子に、鳥山は言った。「自分からいろんなところに足を運んで、何かヒントを得るのもいいんじゃないか」。野球部は、大学の健康体育学科の先生から栄養指導を受けるようにしたという。「個人でやってみたらどうだ」。横山は同科卒業。ゼミの指導教官だった助教の小林唯は、まさに栄養学の先生だった。早速、指導を依頼し快諾された。心理学の先生も加わり、肉体面、精神面から2年目へ向けた改造計画が始まった。名付けて「横山155km計画」。まずは体重90キロを目指した。同じ身長181センチほどのプロ投手の平均体重が90キロを超えているからだ。毎食の写真をラインで送った。セガサミー・横山が小林唯助教と食事についてやり取りするライングループ「横山155km計画」(横山投手提供)「タンパク質が足りない。納豆と卵をプラスして」「サラダがない。野菜ジュースを」「オフでコンビニ食にするなら、これを買って」具体的な指導を受けながら食事量を増やした。「休みの日は2食で済ますこともあった」という食への意識を改め、4月には目標の90キロに到達。並行して進めた投球フォームの見直しとマッチし、3月には最速が150キロに。4月に151キロ。7月には153キロとなり、「セガサミー・横山」がスカウトたちにインプットされていった。決して特別なつてを頼ったり、特殊なトレーニングを重ねたりしたわけではない。大学時代の監督や指導教官。チェンジの機会を与えてくれたのは、もともと身近にいた人たちだ。分かれ目は、横山自身がそのチャンスを逃さなかったこと。もし、鳥山の言葉に耳を傾けなかったら…。もし、小林に連絡を取るのをためらったら…。変化を恐れず、動いたことに意味があった。■「プロになって家族と一緒に暮らす」がモチベーション実は、そんな行動の原動力となったものこそが、横山にとって、2年前からの最大のチェンジだ。「プロになって、野球で稼げるようになって、一緒に暮らせるように。一番のモチベーションです」昨年2月、セガサミーの野球部寮に入寮してすぐに結婚した。妻の愛が大分の実家で、今年8月で1歳になった長男の稔(じん)君と待っている。始めから単身赴任だったが、妻に言われた。「一番心配なのは、野球に集中できないことだから。2年間、頑張って」。息子とは、まだ4、5回しか会えていない。「プロに指名されて迎えに行く。格好良く言うと、そんなところです」と照れながら言った。大学の時の指名漏れは「悔しかったけど、冷静になって考えたら、そりゃそうだろうと。実力をつけるしかないと思いました」。あれから2年。「セガサミーの一員として、やるべきことを」と都市対抗出場を目指しながら、ドラフトを迎える。「楓(かえで)」の名前は、1歳の時に他界した父が付けてくれた。「楓はいろんな植物の中で最後に色づく。最後にきれいな色になって花を咲かせてほしい」そんな願いが込められている。人生を色づかせる秋にする。(敬称略)【保坂淑子、古川真弥】
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