サイエンスアーツ(4412)は2月15日、同社の次世代IP無線アプリ「Buddycom(バディコム)」の「かんたんログイン」機能を改良したと発表した。航空や鉄道など公共交通機関でも採用されており、Buddycomをインストールしたスマートフォンやタブレットの画面上で使用したいアカウントをタップすれば、IDやパスワードを入力しなくてもログインして会話に参加できるようにした。
「かんたんログイン」機能を改良したBuddycom(サイエンスアーツの資料から)
かんたんログイン機能は2020年12月から提供していたが、これまではIDやパスワードの入力は不要だったものの、誰がどのアカウントにログインしているのかがわかりにくいなどの課題があったという。今回の改良でユーザーが使用するアカウントを直感的に指定できるようになり、同社によると3秒でログインできるようになったという。
シフト勤務など現場でBuddycomを使用する人が日々変わる場合でも、管理者が各ユーザーに対してIDやパスワードを知らせなくても利用できる。同じアカウントを別の人が使う場合は、新しくログインした人が利用できるようになる。また、IDとパスワード方式によるログインも使用可能になっている。
航空会社や鉄道会社では、従来の無線機に替えてスタッフが持ち歩く業務用スマートフォンやタブレットなどにBuddycomをインストールし、音声に加えてテキストや動画、位置情報などを使ったコミュニケーションができるようになった。導入企業では、スマートフォンやタブレットにコミュニケーションツールを集約することで、持ち歩く機器の削減につなげている。
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Buddycom(サイエンスアーツ)
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